【3月28日】男子FSの感想 前編
28日はこれまた朝から出勤、アイスダンスSDは全く見れずに結果だけ会社で追いました。なのでアイスダンスの感想はJsportsをちゃんと見てから・・・地上波分は見たので、上位についてはわかってはおりますが。ただカッペリーニちゃん達のSDは好きすぎだ。
16時過ぎに会社を早退して、いざ新都心へ。17時10分からというのはわかっていたのですが、17時ぐらいには席にたどり着けました。全カテゴリーのうち、男子だけはなんとかフルで見たことになります。第1滑走がバルデ君だったこともあって、この時点でカナダチーム陣が関係者席にぱらぱらと、髪下ろしてフレアスカートだったカーステンちゃんが超cuteな服装で、この格好でスモールメダルセレモニーに出たら破壊力抜群(なんのだ)だったかも、と思ったり。彼女のinstagramにこの日の観光中の写真は載ってるのだけど、前からの写真がないのが惜しい!
そしてなんだか1エントリーが長いのもアレな気がしてきたので、今回は前半と後半でわけてアップします。
【男子FS 前半】
FSの結果は<こちら>
プロトコルは<こちら>
最終結果は<こちら>
さてトップバッターはバルデ君ですが、個人的にはめっちゃ頑張ったなあと。この滑りがナショナルで出来ていたらオリンピック行けてたのになあ。4Tと次の3A+2Tが綺麗に入ったのは素晴らしい、3Aが2本とも綺麗に入ってよかったです。ただセカンドに3回転がないのと3Lzがシークエンス(ほんとは片方3連?)になったのはもったいない。それでもTESは70点超えたので、まだまだ点は伸ばせると思います。滑りがとにかくよくなったと思うので、頑張って欲しいな。
次はアブザル君。そういえばこの日の朝のめざまし内の中継は、彼の曲かけ中だったようでBGMにこの曲が流れていました。3A2本入ったのはよかったけれど、彼もセカンドに3回転がない、というかコンボが足りないぞ。彼はコミカルよりこういう曲のがあってると思うのでこのプロはよいとして、なんとかモロゾフさん以外のコーチにおまかせしてみたいと思うのです。
チェプルハさんはこの大会をもって現役引退というのを事前に聞いたので、こころして見ました。このあたりで「セカンドの3回転みんな入らないなあ」と早くも思った記憶が。ウォーカー君は転倒が痛そうで見ててつらかった。今回はFS残れそうな人(マヨロフ君とかetc)がSP落ちしたことでFSにぎりぎり滑りこみましたが、今回が初めての世界選手権のFS進出だったんですね。そういえばチェプルハさんもそうだった。
第1の最後はケレメンさんでしたが、彼もFS進出初めてだったそうで意外。オリンピックでFSいけたので、その印象でこれまでも出てたと思ってたのかも。最初の3Aが壮大に抜けたりちょこちょこミスがあって惜しい、ただ決まったジャンプはディレイ気味で私は好きなジャンプ、FとLzのエッジエラーもないですし。彼に関してはいろんな事情を知っているだけに、なんか応援したくなってしまうのです。
ここから第2。ケヴィン君が出てくるのもあって、自分の真下のあたりで6分間CBCがリンクサイドレポートをしてました。レポーターの方はScott Russellさんという方なのですが、Twitterでバックステージとかいろんな写真をアップしてくださるのでありがたいです。ソチの時もカナダ選手の写真を沢山あげてくださっていました。今回は選手の写真だけじゃなくて、場内やご自身がお散歩かなにかで行かれた大宮公園の写真とかもあげていらっしゃったりも。
そんなRussellさんのツイートをさかのぼって見ていたら、練習リンクの写真があって、その写真にはオーサーさんのコメントものってました。オーサーさんが練習リンクの観客を評していわく、"They are loyal and they love their heroes" とのこと。あと練習リンクでフェルナンデス君が滑ってる写真とともにRussellさんが、これが練習リンクなんて信じられる?とコメントしてたりとか。私は行く時間がなくて練習リンク行ってないのですが、確かにいいリンクでしたよね。興味があったらRussellさんのツイートを検索してのぞいてみてください。
さて第2の最初はカルーザ君、よかった!カルーザ君とピアノ曲はもはや鉄板。リアルタイムでは3Aないけどもちょっと点出ても?と思ったのですが、プロトコルみるとエッジエラーがあったりスピンのレベルがどれも3だったりして結構もったいない部分もありますね。次がジンソ君、3A高い!そしてジャンプの着氷のやわらかさに織田君を思い出した方も多いのでは。4回転がなくて抜けもあったことでTESはあまり伸びなかったけど、ジャンプの質がいいのでGOEは結構もらえてます。またキスクラでの表情がなんかかわいかった、ちょっとこれから注目したいな。
そしてケヴィン君。4Tが抜けて3Tになったのでこの後の構成大丈夫かなと一瞬思いましたが、大丈夫でした。ソチの時のプロトコルを並べると結構違うので、咄嗟にリカバリーしたのかな?彼は結構リカバリーが上手な印象。決して調子が本調子ではない中、3F3Loは両足になっちゃったけど3S3Tに根性見ました。滑走順が早かったのとTESが伸びきらないのもあってPCSは渋めでしたが、もちょっと出してくれてもいいんじゃないの?と思ったり。リギーニは3Lzでも3Fでもタノやるんですね、しかし1プロに3つはちょっと入れすぎかもしれない?プロトコルを見ちゃうと2A2本とか2SとかTES的に弱い部分もあるのだけど、生で見た演技の印象は頑張ってるなあって感じでとてもよかったです、小芝居楽しいですし。来年の国別でイタリアが見れることを期待したいところ。
ナム君は気持ちよさそうに滑るのがとてもよいですね。冒頭に3A+3Tと3Aの大技が固めうちで入っていますが、両方綺麗に入りました。というか全部綺麗で完璧でした。プロトコル見たらスピンにたったひとつ-1があるだけで、他にマイナスは一つもありません。4回転がないとはいえ、全選手の中で一番綺麗なプロトコルは凄い。カナダは枠を減らしてしまったので来季は2枠ですが、チャン君が復帰すると、残り1枠を今回の3人で争う感じになるのかなあ。
ヘンドリクスは着氷があやしいジャンプがいくつかあったけれど、滑りはとても綺麗でスピーディ、こういう滑り好きです。あとイーグルが長くて嬉しい限り。滑りと体の使い方は大きいので、ジャンプが安定すると一気に上にきそうな予感。それにはやっぱり4回転は必要だと思うので、頑張って欲しいです。まだ21歳なのでこれからに期待。また彼はinstagramなどにいろいろ写真をアップしてくれてて、日本を満喫したようで何よりです。
ここで製氷。なんだか長くなりそうなので、ここで一回アップしておきます。
そうそう、自分の席はコーナーなので、結構な選手がルッツを跳ぶときに自分の真下にまっすぐ助走してきて飛んできます。ルッツポイントになるコーナーはリンクの右側だからですが、助走があるルッツは「いかにもルッツ」って感じで好き。まあでも助走がないルッツもそれはそれで好きなので、甲乙つけがたい。
16時過ぎに会社を早退して、いざ新都心へ。17時10分からというのはわかっていたのですが、17時ぐらいには席にたどり着けました。全カテゴリーのうち、男子だけはなんとかフルで見たことになります。第1滑走がバルデ君だったこともあって、この時点でカナダチーム陣が関係者席にぱらぱらと、髪下ろしてフレアスカートだったカーステンちゃんが超cuteな服装で、この格好でスモールメダルセレモニーに出たら破壊力抜群(なんのだ)だったかも、と思ったり。彼女のinstagramにこの日の観光中の写真は載ってるのだけど、前からの写真がないのが惜しい!
そしてなんだか1エントリーが長いのもアレな気がしてきたので、今回は前半と後半でわけてアップします。
【男子FS 前半】
FSの結果は<こちら>
プロトコルは<こちら>
最終結果は<こちら>
さてトップバッターはバルデ君ですが、個人的にはめっちゃ頑張ったなあと。この滑りがナショナルで出来ていたらオリンピック行けてたのになあ。4Tと次の3A+2Tが綺麗に入ったのは素晴らしい、3Aが2本とも綺麗に入ってよかったです。ただセカンドに3回転がないのと3Lzがシークエンス(ほんとは片方3連?)になったのはもったいない。それでもTESは70点超えたので、まだまだ点は伸ばせると思います。滑りがとにかくよくなったと思うので、頑張って欲しいな。
次はアブザル君。そういえばこの日の朝のめざまし内の中継は、彼の曲かけ中だったようでBGMにこの曲が流れていました。3A2本入ったのはよかったけれど、彼もセカンドに3回転がない、というかコンボが足りないぞ。彼はコミカルよりこういう曲のがあってると思うのでこのプロはよいとして、なんとかモロゾフさん以外のコーチにおまかせしてみたいと思うのです。
チェプルハさんはこの大会をもって現役引退というのを事前に聞いたので、こころして見ました。このあたりで「セカンドの3回転みんな入らないなあ」と早くも思った記憶が。ウォーカー君は転倒が痛そうで見ててつらかった。今回はFS残れそうな人(マヨロフ君とかetc)がSP落ちしたことでFSにぎりぎり滑りこみましたが、今回が初めての世界選手権のFS進出だったんですね。そういえばチェプルハさんもそうだった。
第1の最後はケレメンさんでしたが、彼もFS進出初めてだったそうで意外。オリンピックでFSいけたので、その印象でこれまでも出てたと思ってたのかも。最初の3Aが壮大に抜けたりちょこちょこミスがあって惜しい、ただ決まったジャンプはディレイ気味で私は好きなジャンプ、FとLzのエッジエラーもないですし。彼に関してはいろんな事情を知っているだけに、なんか応援したくなってしまうのです。
ここから第2。ケヴィン君が出てくるのもあって、自分の真下のあたりで6分間CBCがリンクサイドレポートをしてました。レポーターの方はScott Russellさんという方なのですが、Twitterでバックステージとかいろんな写真をアップしてくださるのでありがたいです。ソチの時もカナダ選手の写真を沢山あげてくださっていました。今回は選手の写真だけじゃなくて、場内やご自身がお散歩かなにかで行かれた大宮公園の写真とかもあげていらっしゃったりも。
そんなRussellさんのツイートをさかのぼって見ていたら、練習リンクの写真があって、その写真にはオーサーさんのコメントものってました。オーサーさんが練習リンクの観客を評していわく、"They are loyal and they love their heroes" とのこと。あと練習リンクでフェルナンデス君が滑ってる写真とともにRussellさんが、これが練習リンクなんて信じられる?とコメントしてたりとか。私は行く時間がなくて練習リンク行ってないのですが、確かにいいリンクでしたよね。興味があったらRussellさんのツイートを検索してのぞいてみてください。
さて第2の最初はカルーザ君、よかった!カルーザ君とピアノ曲はもはや鉄板。リアルタイムでは3Aないけどもちょっと点出ても?と思ったのですが、プロトコルみるとエッジエラーがあったりスピンのレベルがどれも3だったりして結構もったいない部分もありますね。次がジンソ君、3A高い!そしてジャンプの着氷のやわらかさに織田君を思い出した方も多いのでは。4回転がなくて抜けもあったことでTESはあまり伸びなかったけど、ジャンプの質がいいのでGOEは結構もらえてます。またキスクラでの表情がなんかかわいかった、ちょっとこれから注目したいな。
そしてケヴィン君。4Tが抜けて3Tになったのでこの後の構成大丈夫かなと一瞬思いましたが、大丈夫でした。ソチの時のプロトコルを並べると結構違うので、咄嗟にリカバリーしたのかな?彼は結構リカバリーが上手な印象。決して調子が本調子ではない中、3F3Loは両足になっちゃったけど3S3Tに根性見ました。滑走順が早かったのとTESが伸びきらないのもあってPCSは渋めでしたが、もちょっと出してくれてもいいんじゃないの?と思ったり。リギーニは3Lzでも3Fでもタノやるんですね、しかし1プロに3つはちょっと入れすぎかもしれない?プロトコルを見ちゃうと2A2本とか2SとかTES的に弱い部分もあるのだけど、生で見た演技の印象は頑張ってるなあって感じでとてもよかったです、小芝居楽しいですし。来年の国別でイタリアが見れることを期待したいところ。
ナム君は気持ちよさそうに滑るのがとてもよいですね。冒頭に3A+3Tと3Aの大技が固めうちで入っていますが、両方綺麗に入りました。というか全部綺麗で完璧でした。プロトコル見たらスピンにたったひとつ-1があるだけで、他にマイナスは一つもありません。4回転がないとはいえ、全選手の中で一番綺麗なプロトコルは凄い。カナダは枠を減らしてしまったので来季は2枠ですが、チャン君が復帰すると、残り1枠を今回の3人で争う感じになるのかなあ。
ヘンドリクスは着氷があやしいジャンプがいくつかあったけれど、滑りはとても綺麗でスピーディ、こういう滑り好きです。あとイーグルが長くて嬉しい限り。滑りと体の使い方は大きいので、ジャンプが安定すると一気に上にきそうな予感。それにはやっぱり4回転は必要だと思うので、頑張って欲しいです。まだ21歳なのでこれからに期待。また彼はinstagramなどにいろいろ写真をアップしてくれてて、日本を満喫したようで何よりです。
ここで製氷。なんだか長くなりそうなので、ここで一回アップしておきます。
そうそう、自分の席はコーナーなので、結構な選手がルッツを跳ぶときに自分の真下にまっすぐ助走してきて飛んできます。ルッツポイントになるコーナーはリンクの右側だからですが、助走があるルッツは「いかにもルッツ」って感じで好き。まあでも助走がないルッツもそれはそれで好きなので、甲乙つけがたい。
【3月27日】女子SPの感想
いろいろ忙しくて感想が書けない間に、気づけばJsportsの放送が始まってました。しかしJsports、これまではDR(私のソニーのレコーダーの最高画質設定)で撮っても地上波のSRよりちょっと多いぐらいの容量だったのに、今回は3時間で15GB超!なので毎日放送されるたびにBDに焼く自転車操業になっております。今日のEX放送でやっとこさ一段落・・・。ということで、感想の続きです。BSまでしか見てない状態で書いたので、とりあえずそんなざっくり感想で。
【女子SP】
女子SPは始まる頃に会社を出れそうだったので、帰って後追いで録画を見るか・・・と思ったのですが、その時点で会社に1人しかいなかったので「このままワンセグでリアルタイムで見てしまえ」ということで、デスクで視聴。最初は第5だけ見て帰ろうと思ったのだけど、結局そのまま後半2グループを見てしまいました。
女子SPの結果は<こちら>
プロトコルは<こちら>
BSの放送で初めて映像で見れたポゴリラヤですが、ワールド初めてとは思えない堂々っぷりですばらしい。このプログラムは彼女にあっていてかっこいい。SPは(FSもですが)この年でこの選曲というのはなかなか。来年にはラジオノワもあがってくるということで、ロシア国内の戦いの熾烈さを感じます。
そして第5のしょっぱなから真央ちゃん!SPというとどうしてもソチのことが頭に浮かんでしまうのですが、練習での3Aを見ている限り、同じことは繰り返さないだろうとは思っていました。そんな中でとんだ3Aは綺麗!この3Aに一つだけ-1がついたのが惜しかった。他のエレメンツも完璧だったので、このマイナスがなければ綺麗なプロトコルだったのになあ。これはいい点が出ると終った時に速攻思いましたが、歴代最高点をたたき出すとは、ほんと真央ちゃんって凄いの一言。ああ、生で見たかったなあ。
次は佳菜子ちゃん。一見ノーミスでいい感じに見えたのですが、回転不足でスコアが伸びませんでした。60点台に乗せてるんだから悪い点ではないのだけど、どうも回転不足を取られ気味なのはもったいないと思うので、どの試合でも取られないようなジャンプが来季の課題ですね。ただ何度見ても佳菜子ちゃんのこのプロはかっこよくて好きです、あの弓を引く振りのカメラワークはいい感じでよかった。途中で戻したこのプロも見納め、全日本以降の戦略としてはよかったと思います。
次はあっこちゃん。日本娘3連続なこの順番、滑走順抽選の後に笑ってしまいました。ここまで続かなくてもいいじゃん!みたいな。そんな彼女の出来は素晴らしかった!愛の賛歌も競技で見れるのはこれが最後というのはわかってたので、本当は生で見たかったです。最初の2つのジャンプにひとつずつマイナスがあるのだけど、マイナスじゃなくてもいいじゃんと思ったりとか。現役最後のSPでPB、会社で一人小さい画面を見ながらうるうるしてしまいました。
次はコストナー。真央ちゃんかあっこちゃんかコストナーの誰か1人でも最終グループだったら、もしかして無理しても会場に駆けつけたかもしれません。そして冒頭は構成を落とさずソチと同じ3F+3T、しかも完璧。というか全ての要素、衣装、振り付け、どれを取っても完璧だと思います。真央ちゃんとの差はわずが1.42の77.24、この構成でこの点数を出せるのは彼女ならではだなあと。うん、これも生で・・・って、そればっかりですが、ほんとに会場にいられた方が心からうらやましい。
ジジュンは今季は不安定なシーズンだったと思いますが、このSPもそうでした。コンボがつけられなくて(1回転とかはつけられそうに見えたけれども)要素抜けになってしまったのも痛いけれど、スピンでレベルが取れないのも痛かった。昨季がわりと順風満帆だったので2年目のジンクスっぽいものを感じてしまうのですが、これを乗り越えて来季頑張って欲しいと思います。でもあいかわらずかわいいのである。
ゴールドは安定してました。3Lz-3Tが確実に入るのは強いなあと。彼女もSPの変更は成功だと思いますが、前のSPみたいな曲に挑戦する姿勢も個人的には好きでした。今の彼女にはちょっと早かったかなのかもしれませんが。ただ何度見ても髪形は、やっぱり昨年までの編みこみが好きだなあ。おだんごならもっと低い位置の方が。あとメイクの感じが前と違ってるような?今のが少し柔らかい印象です。
そして最終。第5はコストナーだけ欧州でしたが、第6は最初のワグナー以外が欧州という微妙に偏った滑走順でした、偶然でしょうけれど。ワグナーは3F+3TのセカンドがURではなくてDRだったので、ここでの減点が響きました。でもこのプログラムは非常に彼女に合っててよいと思います。PCSは結構出てるのはそういう部分があるのかなと。ヴァインツィアールは初めての60点台、おめでとう。TESだけなら7位なんですね。この躍進の仕方が同じドイツのリーベルスと同じような印象で、これからが楽しみ。
次はリプニツカヤ。真央ちゃん同様に調子よさそうだしオリンピックと同じ失敗はしないだろうとは思っていましたが、PBたたき出して3位で折り返したあたりはさすが。最後のリプレイでは天井カメラが効果的に使われてて、こういう撮り方なら許してやろうとか思ったり。それにしても最後2本のスピンのGOE満点は凄すぎる、プロトコルにあれだけ3が並ぶのを見るとほんと壮観。
そんなリプニツカヤの後でも動じずPB出したマエちゃんは頑張りました。このSPはほんとはまりプロです。彼女は3T-3Tなのだけど、ここの難度を上げる予定は今後あるんだろうか。でもSPには単独の3Lzも3Fもないので、まずは単発でいれるところからなのかもしれません。そしてマルケイ、素敵SPなのにジャンプが全滅で、ここ最近では一番よくない出来になってしまって彼女自身が一番悔しかったかも。SP落ちしなくて、本当によかったです。そしてJsportsのインタの後でマルケイを抱き締めにきたコストナーの優しさにほろりときそうに。
トリはヨシちゃん、このプロも結構好きです。あと衣装がすばらしい、お姉さんのヴィクトリアさんの衣装といい本当に素敵。3-3は回転不足で惜しかったけれど、滑りが随分良くなった印象です。バンクーバーの後に一気にあがってきたけれど、その後は故障とかもあって一進一退な時期を経て、今季やっと上向きになった気がします。まだヨシちゃんって20歳なんですよね、それを言うとマエちゃんもまだ19歳。欧州はロシアっ子全盛の時期が続くといわれますが、彼女達にも頑張って欲しいな。
ということで超ざっくり感想でした。
【女子SP】
女子SPは始まる頃に会社を出れそうだったので、帰って後追いで録画を見るか・・・と思ったのですが、その時点で会社に1人しかいなかったので「このままワンセグでリアルタイムで見てしまえ」ということで、デスクで視聴。最初は第5だけ見て帰ろうと思ったのだけど、結局そのまま後半2グループを見てしまいました。
女子SPの結果は<こちら>
プロトコルは<こちら>
BSの放送で初めて映像で見れたポゴリラヤですが、ワールド初めてとは思えない堂々っぷりですばらしい。このプログラムは彼女にあっていてかっこいい。SPは(FSもですが)この年でこの選曲というのはなかなか。来年にはラジオノワもあがってくるということで、ロシア国内の戦いの熾烈さを感じます。
そして第5のしょっぱなから真央ちゃん!SPというとどうしてもソチのことが頭に浮かんでしまうのですが、練習での3Aを見ている限り、同じことは繰り返さないだろうとは思っていました。そんな中でとんだ3Aは綺麗!この3Aに一つだけ-1がついたのが惜しかった。他のエレメンツも完璧だったので、このマイナスがなければ綺麗なプロトコルだったのになあ。これはいい点が出ると終った時に速攻思いましたが、歴代最高点をたたき出すとは、ほんと真央ちゃんって凄いの一言。ああ、生で見たかったなあ。
次は佳菜子ちゃん。一見ノーミスでいい感じに見えたのですが、回転不足でスコアが伸びませんでした。60点台に乗せてるんだから悪い点ではないのだけど、どうも回転不足を取られ気味なのはもったいないと思うので、どの試合でも取られないようなジャンプが来季の課題ですね。ただ何度見ても佳菜子ちゃんのこのプロはかっこよくて好きです、あの弓を引く振りのカメラワークはいい感じでよかった。途中で戻したこのプロも見納め、全日本以降の戦略としてはよかったと思います。
次はあっこちゃん。日本娘3連続なこの順番、滑走順抽選の後に笑ってしまいました。ここまで続かなくてもいいじゃん!みたいな。そんな彼女の出来は素晴らしかった!愛の賛歌も競技で見れるのはこれが最後というのはわかってたので、本当は生で見たかったです。最初の2つのジャンプにひとつずつマイナスがあるのだけど、マイナスじゃなくてもいいじゃんと思ったりとか。現役最後のSPでPB、会社で一人小さい画面を見ながらうるうるしてしまいました。
次はコストナー。真央ちゃんかあっこちゃんかコストナーの誰か1人でも最終グループだったら、もしかして無理しても会場に駆けつけたかもしれません。そして冒頭は構成を落とさずソチと同じ3F+3T、しかも完璧。というか全ての要素、衣装、振り付け、どれを取っても完璧だと思います。真央ちゃんとの差はわずが1.42の77.24、この構成でこの点数を出せるのは彼女ならではだなあと。うん、これも生で・・・って、そればっかりですが、ほんとに会場にいられた方が心からうらやましい。
ジジュンは今季は不安定なシーズンだったと思いますが、このSPもそうでした。コンボがつけられなくて(1回転とかはつけられそうに見えたけれども)要素抜けになってしまったのも痛いけれど、スピンでレベルが取れないのも痛かった。昨季がわりと順風満帆だったので2年目のジンクスっぽいものを感じてしまうのですが、これを乗り越えて来季頑張って欲しいと思います。でもあいかわらずかわいいのである。
ゴールドは安定してました。3Lz-3Tが確実に入るのは強いなあと。彼女もSPの変更は成功だと思いますが、前のSPみたいな曲に挑戦する姿勢も個人的には好きでした。今の彼女にはちょっと早かったかなのかもしれませんが。ただ何度見ても髪形は、やっぱり昨年までの編みこみが好きだなあ。おだんごならもっと低い位置の方が。あとメイクの感じが前と違ってるような?今のが少し柔らかい印象です。
そして最終。第5はコストナーだけ欧州でしたが、第6は最初のワグナー以外が欧州という微妙に偏った滑走順でした、偶然でしょうけれど。ワグナーは3F+3TのセカンドがURではなくてDRだったので、ここでの減点が響きました。でもこのプログラムは非常に彼女に合っててよいと思います。PCSは結構出てるのはそういう部分があるのかなと。ヴァインツィアールは初めての60点台、おめでとう。TESだけなら7位なんですね。この躍進の仕方が同じドイツのリーベルスと同じような印象で、これからが楽しみ。
次はリプニツカヤ。真央ちゃん同様に調子よさそうだしオリンピックと同じ失敗はしないだろうとは思っていましたが、PBたたき出して3位で折り返したあたりはさすが。最後のリプレイでは天井カメラが効果的に使われてて、こういう撮り方なら許してやろうとか思ったり。それにしても最後2本のスピンのGOE満点は凄すぎる、プロトコルにあれだけ3が並ぶのを見るとほんと壮観。
そんなリプニツカヤの後でも動じずPB出したマエちゃんは頑張りました。このSPはほんとはまりプロです。彼女は3T-3Tなのだけど、ここの難度を上げる予定は今後あるんだろうか。でもSPには単独の3Lzも3Fもないので、まずは単発でいれるところからなのかもしれません。そしてマルケイ、素敵SPなのにジャンプが全滅で、ここ最近では一番よくない出来になってしまって彼女自身が一番悔しかったかも。SP落ちしなくて、本当によかったです。そしてJsportsのインタの後でマルケイを抱き締めにきたコストナーの優しさにほろりときそうに。
トリはヨシちゃん、このプロも結構好きです。あと衣装がすばらしい、お姉さんのヴィクトリアさんの衣装といい本当に素敵。3-3は回転不足で惜しかったけれど、滑りが随分良くなった印象です。バンクーバーの後に一気にあがってきたけれど、その後は故障とかもあって一進一退な時期を経て、今季やっと上向きになった気がします。まだヨシちゃんって20歳なんですよね、それを言うとマエちゃんもまだ19歳。欧州はロシアっ子全盛の時期が続くといわれますが、彼女達にも頑張って欲しいな。
ということで超ざっくり感想でした。
【3月27日】ペアFSの感想
26日に休みをもらったので、この日は出勤。ただペアFSの時間だけ中抜けさせてもらうことにしたので、11時10分頃会社を出ました。予定では12時前には新都心に着くはずだったので、スウィガース君達の第2の6分間練習から見れるかな?と思いました。
が!上野に到着したら、宇都宮線と高崎線が信号点検の影響で遅れておる!
待っていた電車の出発時刻は自分の乗ろうと思っていた電車と大して違わなかったのですが、乗ってから時間調整が結構あって、新都心の駅に着いたのは12時10分ぐらい。スケジュールでスウィガース君達の滑走が12時17分頃というのは知ってたので、駅からかなりダッシュして席に着きました。同じように第2から見ようと思ってた人が同じ電車に沢山乗っていたので、みんなでダッシュ!みたいな。席についた時に丁度6分間練習が終るぐらい、間に合ってほっとしました。
ということで、先に結果を載せておきます。
最終結果は<こちら>
ペアFSの結果は<こちら>
プロトコルは<こちら>
【ペアFS】
スウィガース君達の鬼門といえばソロといいスローといいとにかくジャンプなのですが、このFSも最初の3Tでスウィガース君がダブルになってしまいました。ただSPで入らなかった3LzThが入ったのは大きいかも。そのかわりLoThが入らなかったです。彼等のプログラム全体の雰囲気はとても好きなので、クリーンにプログラムがこなせればなあと思ってしまうのです。
ヴァネッサちゃん達は、いつもマイナスになりがちなツイスト以外はめっちゃいい出来で、「これは本日のスタオベ1号!?」と思って見ていたら、最後のリフトをおろすの大失敗でヴァネッサちゃんが落下!しかもヴァネッサちゃんが受身の体勢取れない背面状態からの落下だったので、私もそうですが悲鳴があちこちからあがりました。カーステンちゃん達のいつものリフトの逆でシプレさんがランジから下ろすリフトなのだけど、あの体勢って上げる時は勢いであげられるけど下ろすのは危ないのでやめた方が・・・重量挙げだって、下ろす時は一気に下ろすではないですか。多分外野が言うまでもなく今後はやらないんじゃないかと思いますが、ほんと大事に至らなくてよかったです。
ベルトンさん達はそんなに悪くなかった印象なのだけど、思ったより点が出なかった印象。SBSスピンがズレズレでレベル1なのだけど、会場で見た時にここまでずれるものなのか?と不思議に思ったぐらい、どうしたんだろう。ツイストやデススパイラルはレベル4取る組のが少ないので取りこぼしにはならないけど、スピンは結構な組が4取って来るのでもったいない。シュナピアさん達は4SThのミスは想定内としても、ソロジャンプで両方のミスって1.5点しか取れなかったのが痛すぎる。またせっかく4STh挑戦なのにもう一つのスローが3LoThじゃなくて基礎点が1点低い3SThというのももったいないような。今季ベストは全米の出来だと思いますが、あれが安定して出来るようになるとよいのですが。
そしてカーステンちゃん達もいる第3。SPの時は和気藹々としてたカーステンちゃん達でしたが、この日の滑走前の雰囲気はめずらしく固い表情。上と点差開いてたからかなあ。この組は抽選したのになぜかSPの順位どおりの滑走だったので、まず最初はマイスラーゼ君達。相変わらずツイストは高い!・・・のだけど、キャッチがいまひとつ。ただGOEはマイナスでも基礎点大きいので得点源であることには変わりはないです。前半は結構よかったのだけど、後半崩れるのはアンチポワちゃんの方のスタミナの問題もあるような。基礎点1.1倍の後半に6つの要素いれてますが、崩れてしまっては元も子もないので、3Tは普通に前にいれる構成のがいい気がします。でもこの組としての初ワールド8位は頑張りました。
バザロワちゃん達はいつものソロジャンプで、ほんともうこの部分だけなんとかならないのかと毎回思ってきたのですが、知っての通り、このFSが2人で滑る最後の演技となってしまったので、もうそんな心配をすることもないのです・・・そんな話はまたオフにでも改めて。なんといってもびっくりしたのはリバースラッソーを下ろす時のミス!ヴァネッサちゃん達の時も悲鳴でましたが、肝冷やし度はこちらの方が上。スローで見たら本当にぎりぎりで、ペアって本気で一歩間違うと大変なことになるというのを改めて思いました。
さてカーステンちゃん達。SPの段階で上と結構あいてる6位だったので、私のこの時点での希望は「クリーンに笑顔で終ってエキシ圏内に入って欲しいな」でした。彼女達の調子のバロメーターは序盤に2つ続くソロジャンプ、昨季は後半は殆ど失敗がなかったのに、今季は抜けたりステップアウトしたりでパーフェクトがなかなかありませんでした。なので綺麗に2本とも決まった時に「今日は大丈夫かも」と漠然と思いました。3Tシークエンスと3Sのソロジャンプで稼いだ点は、13.16点で全組トップ、なのでこのソロジャンプ部分は、無理に3連入れたりして難度上げる必要はないと思っています。
今季はソロジャンプの確率が今ひとつな割にスローの成功率は昨年より上なので、中盤の肝の3LoThが決まったあたりからは割と安心して見れました。とにかくこの日はスケートが良く滑ってました、昨年の四大陸の時にも途中で「これはめっちゃいい出来なのでは」と思ったのだけど、今回もリフト2本が続くあたりでそんな気持ちに。3SThは私の席からは成功に見えたけど、手を少しついてるのかな?ここのGOEがプラスなら138ぐらいいったのかもしれないけど、それでも台には届かなかったです。いやしかし日本でのワールドでこの出来を見せてくれて本当に嬉しかった。そして何より終った後とキスクラの両方でとびきりの笑顔を見ることが出来たのが嬉しかったな。
ペンちゃん達のツイストもさすが!しかもキャッチまで完璧なのでツイストだけで9.17!他の上位が大体5.5~6.5の範囲内なのを思うと、これは大きなアドバンテージです。ただ彼女達もまだジャンプに確実性がないので、今回はそれが悪い方に出てしまいました。ジャンプが綺麗に入ったら132ぐらいは出たのかな。まだPCSが他の上位陣と差があるけれど、彼女はこれからもっと表現力ついてくると思うので、このままハオ君が安定していたら平昌ではメダル候補なんだろなとなんとなく。でも昨年を思うと、ほんと今年は雰囲気よくて素敵な組になったと思います。これからが楽しみ。
さて最終グループ。トップバッターがサフチェンコさん達でいきなりクライマックス。彼女達のオハコの最初の高い3FThが入ったところで既に涙目、そしてオリンピックで転倒した3Tシークエンスが成功した段階で涙腺決壊みたいな。私が生観戦を始めた頃からのトップペアで、これまでに見てきたプロのあれやこれやがなんだか走馬灯にように浮かんでどうしようもなかったです。なので2Aが抜けた時は反対サイドだったこともあって、「抜けたような?」ぐらいの感覚だったりして。最後のリフトから3SThに入るあたりで「ああ、終っちゃう」と名残惜しくなったり。なんか思い出すだけでうるっときたのですが、彼女達についてもまた機会を改めて書ければ。
そんなサフチェンコさん達の後は大変じゃないかなと思ったストルボワさん達でしたが、いやー、そんな心配は杞憂でした。3FThでフリーレッグがかすってるとのことですが、自分の斜め下だったのでフェンスに隠れててリアルタイムでは見えませんでした。彼女達の強みはジャンプがとにかく安定していること、それも非常に質がいい。シングルでよく見るようなディレイジャンプってやつですね。最初の3連なんて、全く失敗する気がしませんでした。スローは3F、リフトもリバースラッソー、エレメンツの難度もがっつり高くてほんと凄いの一言。この安定がこれからも続くのか凄い楽しみです。
今季のデュハメルさん達はSPのリードをFSで失ってしまうことが多かったのですが、今回も台落ちこそしなかったけれどそんな内容でした。3Lzがあれだけ綺麗に決まるのに3Sがなんで入らない一年だったんだろう。ジャンプ入れば139ぐらいで逃げ切って2位だったかもしれない。エッジジャンプよりトゥジャンプのが得意なら、ストルボワさん達のように3Tからじゃだめなのかな、とか。プログラムそのものは凝っていて、私は結構好きでした。でも確かにエレメンツとトランジションに目がいきがちでもあったので、SPみたいな路線で来季は見てみたいかもしれないです。
大トリはスイちゃん達。スケカナとか四大陸みたいな出来でもメダルには届かなかったかもしれませんが、エキシ圏内には入れたかな。後半は立て直したのに、とにかく前半のジャンプやスローが不安定すぎでした。彼女達の課題も昔からジャンプの安定性でしょうか。それにしてもハン君は上手い、あの体格でのクワドツイストと3SThは見事です。3SThの加点1.9って全組のスローの中で一番大きい加点なんですね。スイちゃん達はジュニアから一気に駆け上がった後の浮き沈みがめちゃくちゃ激しくて、特にワールドとは相性が悪い。来年は上海ワールドなので、SP・FSともにばしっと決まったところを見せて欲しいです。
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ということで、ざっくり感想でした。表彰式の前のサフチェンコさん達のインタビューは、確かに他の方の言うとおり、この日が最後の試合ということに言及して欲しかったな。でも最後にサフチェンコさん達の笑顔が見れて、ほんとによかった。そして表彰式を見届けて、私は後ろ髪をひかれつつダッシュで会社に戻ってお仕事な日でした。
プロトコルを見たのは家に帰ってからなのですが、カーステンちゃん達がTESが2位なのにPCSが4位だったことにその時初めて気がついたり。そういえばTwitterの英語のアカウントで繋がってるカナダ方面の方々が、皆さん一様に彼女達のPCSが低いと試合後つぶやいていらっしゃいました。スコアを見るとデュハメルさん達との差は5点差もあるので、PCSが少々あがったところでメダルはなかったとは思いますが、確かにTESに免じて勝てなくてもいいから、PCSがもうちょっと欲しかったかなとは正直思いました。個人的にはSBは出してあげて欲しかったかな。
ただ先日、このワールドの解説されていたトレーシーさんがカナダ勢の講評をした<こちら>の記事で、彼女達が台を狙うために必要なことは“More technical risk most likely(きっとテクニカルなリスクをもっととることね)”とおっしゃっています。確かに昨今のPCSは難度の対価という側面もある気が個人的にはしています。男子で複数クワドを飛んでくる選手のPCSが高めに出るのも、その傾向の一端だろうなと。今でもよくニースのチャン君と高橋君のPCSの差の話を聞きますが、あれも私はチャン君のFS冒頭で連続で飛んだ4Tと4T+3Tが引っ張り出した差だと思っています(5点近い差はちょっと大きいかな、とは思うけれど)。TESじゃなくて、難度の高いエレメンツの有無の差って感じ。
この傾向がいいのか悪いのかはまた別の問題として、世の中の傾向がそうなら対策は必要だと思います。ペアに関して言えば確かに、今回に限らず他の組は難度の高いエレメンツをいれてリスクをとっています。スローが3Loまででリフトに一段落ちるトゥーラッソーいれている組は、今回のFS出場組ではカーステンちゃん達の他にはFS最下位のデラモニカさん達しかいません。なので私は、彼女達のPCSがなかなかこれまで上がらなかったのも納得しています。ただ彼女達が今季はオリンピックシーズンで団体戦もあるからあえて守りに入っていて、来季以降に難度をあげるつもりというのも知っているので、来季からの変化を楽しみに待ちたいと思います。この難度でこの点をたたき出したのは本当凄いと思いつつ。
カーステンちゃん達については、また別の時にゆっくりと。でもほんと、今季一番の演技が生で見れて嬉しかったし私は幸せだ。ありがとうね。
【3月26日】男子SPの感想
【男子SP】
SPの結果は<こちら>
プロトコルは<こちら>
総勢32名で5時間近くの長丁場!まあでも自分が初めて見たイエテボリワールドなんて、総勢45名エントリーで間に休憩はさみながら10時から18時近くまで延々と男子SPだったので(しかも全員見た)、それを思えばなんのその。当時は予選も足きりもなかったので、翌年09年のロスワールドなんて総勢50名というさらにトンデモなことになっていました。その頃は最下位の選手のSPの点は30点前後という時代でした。なので若干の足きりはあってもいいのかなとは思います。
序盤は欧州勢が結構続きましたが、トップバッターのチェプルハさんはそこはかとなく北米風味なような。そして早々ジュニアワールド取ってきたナム君登場、この日2回目のアンスクエアダンス、やっぱり手拍子完璧。ナム君はまず3Aの安定が不可欠ですね。そう思うとジュニアワールドではよく本番できまりました。そしてファイファー、彼は所作がよいのでジャンプさえ入れば3Aなくてもフリーにはいけるはずなのに、その得点源になる3Lzと2Aの両方でミスが出てはさすがに無理・・・。それでも57点出たんですよね。そう思うとつくづくミスがもったいなかったです。
スイスのウォーカー君はおじぎが日本風なのに「おおお」と。あの衣装は見るたびに戦闘能力低そうと思うのですが、悪くない点が出ました。スピン全部レベル4ってあたりはさすがスイス!バルデは相変わらず選曲は個性的だけど、滑りはずっと良くなった印象があります。彼は結構滑り滑り言われることが多いのですが、私は結構改善されてると思っています。ストリード君は岡部さんのアレのPCS的な突っ込みで今季は時の人でしたが、PCS部分よりまずはジャンプの安定だなあと。見てて楽しいのだけど2本の3回転の抜けは痛かった。でもPCSの点数的にどうこうはおいといて、彼の何かを一生懸命表現しようと伝わってくる気持ちは、私はとても好きだったり。
そしてカルーザ君、3Lo-3Lo惜しかったなあ。しかし彼に「月の光」という選曲は本当に似合いすぎ、今回もめっちゃ素敵な滑りでした。彼も3Aが入ったらなあと思う選手ですね。ケレメンは練習時のジンソ君と接触の件で心配だったので、3A入った時はほっとしました。資金的に日本来るの大変だったと思いますが、来てくれてありがとう。この時点で63点とか64点とかの選手が増えてきたので、ボーダーがどのあたりになるか分からないなと思ったら、この後のロマネンコフ君からゴドロージャ君まで61点台が続いて、このあたりがボーダーかなと思ったものです。アブザル君はしょっぱな2本ミスった時はどうなることかと思ったけれど、サスペンダープレイになってから安定したような。
第3になってビチェンコとジンソ君が立て続けに4回転を成功させたあたりは素晴らしかったです。そういえばビチェンコが滑る時、凄い選手席あたりからの声援が大きかったような。あれはイスラエルの関係者?今回は3A惜しかったけど、もっと彼は上位を狙っていける気がします。そしてジンソ君、申し訳ないけど彼については全然詳しくなくて、ケレメンとの接触で担架で運ばれたことから頑張って欲しいとは思ってました。が、そんな心配はご無用とばかりの良い演技でした。しかしエレメンツが謎、2本目が本当は3Lz-3Tでリカバリーしたのはわかるのだけど、3本目の最初が3Tだったのはなぜ。他の試合の構成を後で確認します。
リギーニはステップ楽しかった!けれどこのボレロ、煽ってくれても手拍子するの難しすぎるという、これぞ欧州という選曲がなんとも。でも嫌いじゃありません。そしてルシーヌのマリオ!ただこれも、Jsportsでユーロのこの演目をテレビで見た時より、生で見る方が滑ってる印象。最もユーロの時は初見で見てるこちらも冷静じゃなかったとも言えなくもない。点が出た段階でフリーは無理とわかったけれど、日本でこれやってくれて日本で見れてよかったとも思います。ああ、でもあの謎の日本語歌詞のFS・・・来季からボーカルOKになるので、継続してくれてもよくてよ。
そして次の第4で早くもケヴィン君が出てくるということに軽くびっくり。今年は全然試合に出れなかったので、ポイント取れてない影響でしょう。選手紹介の時の拍手はとても大きかったです。ラム君はコンボ抜けが痛かった。ただ今回のSP、ミスは結構多かったけれどコンボ不成立だったのが終ってみればラム君だけだったってのは凄いかも、GPSレベルではよく発生してたのにさすがワールド。ベセギエ君はやっぱり独特。ただ音ハメが上手いのと、凄い軸なのに着氷できちゃうのがめちゃ凄い。何より上位陣でもなかなか入らない4T+3Tをばしっと決めたのは凄い。ミラクルボディで後輩選手としてジュベールと比較されてたのが遠い昔のことのようです。
ケヴィン君のSPはDOIで見た時に「これが競技プロなのか!」とわくわくしましたが、あまりにお披露目が少なくてクリーンな内容で見れなかったのが残念でした。ヘンドリックスは1Loでどうなっちゃうのかと思ったけれど、スピンステップ全部レベル4は頑張りました。ジャンプ以外の要素で点取れるのはこういう時助かります。ミーシャ君はジャンプがなあ。でもそれ以上にスピンの取りこぼしがもったいなさすぎる、レベル取れてればFSいけたはず。ステップはほんと楽しいのだけど、あくまでもこれは競技だよということを彼の演技を見るとついつい思ってしまうのです。
さて最終2組!6分間練習が始まった瞬間、「クワドジャンパーばっかり!」と咄嗟に思ったり。いや、すでに一つ前からケヴィン君がいたのだけどなんとなく。上が白で下が黒なアーロン君と町田君が、なんか遠目に兄弟みたいと思ったりしました。町田君のジャンプは安定しているなあも。トップバッターはアボットさん、この試合で引退というのはみんな知ってるだけに最初から大拍手。4回転は惜しかったけれど他はよかったです。このプロ、ステップが彼独特ですごい好き。あの内容なら80点は出るんじゃないかと思ったけれど、届かず。個人的にPCS渋くない?と思ってしまいました。
次はコフトン。さて4回転2本入るか!?と思ったけれど、4Sは回転不足で4Tのコンボは3Tではなく2Tで結構点は失っていますね。それでもTESは44点台、全部入ると50点には乗るのか。そして練習の時も思ったけれど、やっぱりこのプロは生で見るといいな。後で家に帰ってテレビで見たら、音の迫力が物足りなかったりもしました。アーロン君は練習での調子を見るにどうだろうと思ったけれど、4S+3Tは入りました。ただ今季はどうも全部のジャンプがクリーンという試合がない印象。このマンボ、養成ギプスプロで彼には大変だったろうなと思うのだけど(そして日本で滑るのもなんとなく度胸いりそう)、ちゃんとスピンステップのレベルを全部取ったのは偉いと思います。
ミハル君は練習では調子よかったと私は認識してたので、まさかこんなに大崩れするとは夢にも思わなかったです。2Tに2Fに1Aってどれだけ点を失ったことやら。最終的に故障でFSは欠場になってしまいましたが、危うくSP落ちの不名誉になるところでした。小塚君は出てきた時から思い切り拍手。そしてこの日3回目のアンスクエアダンス!準備期間少なくて本調子ではない中、今の小塚君で出来ることは出せたと思います。最終グループ入りは立派というか、日本男子って凄いなというか。
そして町田君、いやー・・・ただただ凄かったです。こういう会心の演技を、自国ワールドという大舞台で見せてくれて本当にありがとうと心から。もう最後のスピンに入ったところで、場内のお客さんが早く立ちたくてうずうずしてるフライングスタオベ待機状態な雰囲気だったのがなんとも。エデンは約半年前のCOIの時に初めて見たのですが、その時から今日までの町田君の躍進は本当に凄かったなあとしみじみ。なので彼のすぐ後に始まった最終グループの6分間練習の最初の方は、なんだか熱気にあてられてボーっとしてました。
後で改めてこのSPのリプレイを見て凄いなって思ったのはジャンプのクリーンさ。4-3だというのに完全に回りきって氷の上に降りる直前と後でエッジの角度が殆ど変わらないまま流れていく、本当に美しいジャンプ。3Aも同じで、だからこそジャンプの後にフリーレッグを綺麗に引いた振り付けが活きるわけで。回転不足については-90度までは認められてるとはいえ、今回の町田君みたいな鮮やかな着氷を見ると理想はこうあって欲しいと思ってしまいます。
さて最終の最初はマヨロフ。生で見てる時は、コンボのキックアウトに私は気づかなくて点が出た時に「なんでこんなに低いの」とびっくりしたりして。そして気づいた後は、ジャンプが2本だめでコンボでキックアウトまでくらいつつもも55点も出るってある意味凄いなと。逆に言えば普通にやればSP落ちはまずないはずなので、今回のことはいい教訓として来季に繋げて欲しいと思いました。
ベルネルの滑りは、町田君と並ぶ男子SPのハイライトの双璧。こんなベルネルの滑りと笑顔が見たかったって、彼のfanはここ何年思ってきたんだろうと思うと目頭が熱くなります。このSP、めちゃくちゃ伸びのある滑りを見せまくる前半と彼らしい明るいステップの後半が絶妙に融合してる神プロですね、そして見てるこちらも幸せになるような笑顔がたまらんかったです。次が羽生君だったけれど、ベルネルに惜しみなく点を催促する手拍子を贈る日本の観客って凄いなとも思ったり。
そんな中での滑走の羽生君。昨年の四大陸の時、大喝采のケヴィン君の後だった高橋君のことをふと思い出すシチュエーションだったのですが、まあでも羽生君だし・・・と思ったら、最初の4Tのミスにびっくり。FSの時に次のフェルナンデス君nために羽生君の点を催促する観客を制してたのを思うと、やっぱりああいう状況って滑りづらいんでしょうね。でもこれからもいい滑りした選手には催促手拍子はしたくなるし、難しい。ただ4T転倒しても後に全く引きずらない羽生君はやっぱり凄かったです。
リーベルス君のSPはピアノの音がとてもさわやかで好きなのだけど、今回はジャンプが乱れてしまって五輪の再現とはいきませんでした。ただ去年までGPS派遣すらなかった彼が、SBあげて最終2組で滑れる位置にいるって凄いことだと思います。これからも頑張って欲しいな。そしてフェルナンデス君(こうやって書いてて、最終は欧州4人だったことに今更気づいた)はよかった、やっとクリーンなSPを見ることが出来た!これをずっと待っていたよ。4回転が4Sなのと後半がコンボなのがきいて、この日の基礎点は一番でした。そしてこの曲、案外頭に残りますね。町田君との差が僅差だったのを見て、これはFSめっちゃ楽しみと思いました。
最終滑走はハンヤン。滑走順決まった時に「あのプロが一日の締めかあ」と苦笑いしてしまいました。そして久々に生で見る彼の3Aはやっぱり素敵すぎる。ただスピンもステップもレベルとれてるのに、コンボの後半が2回転になってしまったのはもったいない。あれがクリーンに3回転で入ってても順位的には変わらなかったかもしれませんが。しかし最後になっても思うのは、なぜにハンヤンにこのプロだったのか。もっと彼の滑りを活かすプロを来年は見たいものです。滑りといえばSSで小塚君やアボットさんより高い点がついていますが、昨今のPCSの傾向については「なんとなくそういうことかな」と思ってることがあるので、それはペアFSの時に少し触れます。
ということで、終了は20時40分ぐらい。この日はホテル宿泊ではなくて家に帰らなくてはいけなかったのですが、その前にバナーはずしにいかなくては・・・ということで、人の波を逆行して400レベルに行きました。基本、400レベルの人はNゲート、200レベルの人はAゲートからしか帰してなかったのかな。バナーを外して通路に出たらNゲートが近かったので、その日はNゲートから出ました。Nゲートって出た後の外周の通路が暗くて足元に注意は必要だけど、通路の幅が広いのでさくさく戻ってこれる印象。他の日は全てAゲートから出たのですが。逆行許されるなら200からでも上にあがってNから帰りたかったかも。
SPの結果は<こちら>
プロトコルは<こちら>
総勢32名で5時間近くの長丁場!まあでも自分が初めて見たイエテボリワールドなんて、総勢45名エントリーで間に休憩はさみながら10時から18時近くまで延々と男子SPだったので(しかも全員見た)、それを思えばなんのその。当時は予選も足きりもなかったので、翌年09年のロスワールドなんて総勢50名というさらにトンデモなことになっていました。その頃は最下位の選手のSPの点は30点前後という時代でした。なので若干の足きりはあってもいいのかなとは思います。
序盤は欧州勢が結構続きましたが、トップバッターのチェプルハさんはそこはかとなく北米風味なような。そして早々ジュニアワールド取ってきたナム君登場、この日2回目のアンスクエアダンス、やっぱり手拍子完璧。ナム君はまず3Aの安定が不可欠ですね。そう思うとジュニアワールドではよく本番できまりました。そしてファイファー、彼は所作がよいのでジャンプさえ入れば3Aなくてもフリーにはいけるはずなのに、その得点源になる3Lzと2Aの両方でミスが出てはさすがに無理・・・。それでも57点出たんですよね。そう思うとつくづくミスがもったいなかったです。
スイスのウォーカー君はおじぎが日本風なのに「おおお」と。あの衣装は見るたびに戦闘能力低そうと思うのですが、悪くない点が出ました。スピン全部レベル4ってあたりはさすがスイス!バルデは相変わらず選曲は個性的だけど、滑りはずっと良くなった印象があります。彼は結構滑り滑り言われることが多いのですが、私は結構改善されてると思っています。ストリード君は岡部さんのアレのPCS的な突っ込みで今季は時の人でしたが、PCS部分よりまずはジャンプの安定だなあと。見てて楽しいのだけど2本の3回転の抜けは痛かった。でもPCSの点数的にどうこうはおいといて、彼の何かを一生懸命表現しようと伝わってくる気持ちは、私はとても好きだったり。
そしてカルーザ君、3Lo-3Lo惜しかったなあ。しかし彼に「月の光」という選曲は本当に似合いすぎ、今回もめっちゃ素敵な滑りでした。彼も3Aが入ったらなあと思う選手ですね。ケレメンは練習時のジンソ君と接触の件で心配だったので、3A入った時はほっとしました。資金的に日本来るの大変だったと思いますが、来てくれてありがとう。この時点で63点とか64点とかの選手が増えてきたので、ボーダーがどのあたりになるか分からないなと思ったら、この後のロマネンコフ君からゴドロージャ君まで61点台が続いて、このあたりがボーダーかなと思ったものです。アブザル君はしょっぱな2本ミスった時はどうなることかと思ったけれど、サスペンダープレイになってから安定したような。
第3になってビチェンコとジンソ君が立て続けに4回転を成功させたあたりは素晴らしかったです。そういえばビチェンコが滑る時、凄い選手席あたりからの声援が大きかったような。あれはイスラエルの関係者?今回は3A惜しかったけど、もっと彼は上位を狙っていける気がします。そしてジンソ君、申し訳ないけど彼については全然詳しくなくて、ケレメンとの接触で担架で運ばれたことから頑張って欲しいとは思ってました。が、そんな心配はご無用とばかりの良い演技でした。しかしエレメンツが謎、2本目が本当は3Lz-3Tでリカバリーしたのはわかるのだけど、3本目の最初が3Tだったのはなぜ。他の試合の構成を後で確認します。
リギーニはステップ楽しかった!けれどこのボレロ、煽ってくれても手拍子するの難しすぎるという、これぞ欧州という選曲がなんとも。でも嫌いじゃありません。そしてルシーヌのマリオ!ただこれも、Jsportsでユーロのこの演目をテレビで見た時より、生で見る方が滑ってる印象。最もユーロの時は初見で見てるこちらも冷静じゃなかったとも言えなくもない。点が出た段階でフリーは無理とわかったけれど、日本でこれやってくれて日本で見れてよかったとも思います。ああ、でもあの謎の日本語歌詞のFS・・・来季からボーカルOKになるので、継続してくれてもよくてよ。
そして次の第4で早くもケヴィン君が出てくるということに軽くびっくり。今年は全然試合に出れなかったので、ポイント取れてない影響でしょう。選手紹介の時の拍手はとても大きかったです。ラム君はコンボ抜けが痛かった。ただ今回のSP、ミスは結構多かったけれどコンボ不成立だったのが終ってみればラム君だけだったってのは凄いかも、GPSレベルではよく発生してたのにさすがワールド。ベセギエ君はやっぱり独特。ただ音ハメが上手いのと、凄い軸なのに着氷できちゃうのがめちゃ凄い。何より上位陣でもなかなか入らない4T+3Tをばしっと決めたのは凄い。ミラクルボディで後輩選手としてジュベールと比較されてたのが遠い昔のことのようです。
ケヴィン君のSPはDOIで見た時に「これが競技プロなのか!」とわくわくしましたが、あまりにお披露目が少なくてクリーンな内容で見れなかったのが残念でした。ヘンドリックスは1Loでどうなっちゃうのかと思ったけれど、スピンステップ全部レベル4は頑張りました。ジャンプ以外の要素で点取れるのはこういう時助かります。ミーシャ君はジャンプがなあ。でもそれ以上にスピンの取りこぼしがもったいなさすぎる、レベル取れてればFSいけたはず。ステップはほんと楽しいのだけど、あくまでもこれは競技だよということを彼の演技を見るとついつい思ってしまうのです。
さて最終2組!6分間練習が始まった瞬間、「クワドジャンパーばっかり!」と咄嗟に思ったり。いや、すでに一つ前からケヴィン君がいたのだけどなんとなく。上が白で下が黒なアーロン君と町田君が、なんか遠目に兄弟みたいと思ったりしました。町田君のジャンプは安定しているなあも。トップバッターはアボットさん、この試合で引退というのはみんな知ってるだけに最初から大拍手。4回転は惜しかったけれど他はよかったです。このプロ、ステップが彼独特ですごい好き。あの内容なら80点は出るんじゃないかと思ったけれど、届かず。個人的にPCS渋くない?と思ってしまいました。
次はコフトン。さて4回転2本入るか!?と思ったけれど、4Sは回転不足で4Tのコンボは3Tではなく2Tで結構点は失っていますね。それでもTESは44点台、全部入ると50点には乗るのか。そして練習の時も思ったけれど、やっぱりこのプロは生で見るといいな。後で家に帰ってテレビで見たら、音の迫力が物足りなかったりもしました。アーロン君は練習での調子を見るにどうだろうと思ったけれど、4S+3Tは入りました。ただ今季はどうも全部のジャンプがクリーンという試合がない印象。このマンボ、養成ギプスプロで彼には大変だったろうなと思うのだけど(そして日本で滑るのもなんとなく度胸いりそう)、ちゃんとスピンステップのレベルを全部取ったのは偉いと思います。
ミハル君は練習では調子よかったと私は認識してたので、まさかこんなに大崩れするとは夢にも思わなかったです。2Tに2Fに1Aってどれだけ点を失ったことやら。最終的に故障でFSは欠場になってしまいましたが、危うくSP落ちの不名誉になるところでした。小塚君は出てきた時から思い切り拍手。そしてこの日3回目のアンスクエアダンス!準備期間少なくて本調子ではない中、今の小塚君で出来ることは出せたと思います。最終グループ入りは立派というか、日本男子って凄いなというか。
そして町田君、いやー・・・ただただ凄かったです。こういう会心の演技を、自国ワールドという大舞台で見せてくれて本当にありがとうと心から。もう最後のスピンに入ったところで、場内のお客さんが早く立ちたくてうずうずしてるフライングスタオベ待機状態な雰囲気だったのがなんとも。エデンは約半年前のCOIの時に初めて見たのですが、その時から今日までの町田君の躍進は本当に凄かったなあとしみじみ。なので彼のすぐ後に始まった最終グループの6分間練習の最初の方は、なんだか熱気にあてられてボーっとしてました。
後で改めてこのSPのリプレイを見て凄いなって思ったのはジャンプのクリーンさ。4-3だというのに完全に回りきって氷の上に降りる直前と後でエッジの角度が殆ど変わらないまま流れていく、本当に美しいジャンプ。3Aも同じで、だからこそジャンプの後にフリーレッグを綺麗に引いた振り付けが活きるわけで。回転不足については-90度までは認められてるとはいえ、今回の町田君みたいな鮮やかな着氷を見ると理想はこうあって欲しいと思ってしまいます。
さて最終の最初はマヨロフ。生で見てる時は、コンボのキックアウトに私は気づかなくて点が出た時に「なんでこんなに低いの」とびっくりしたりして。そして気づいた後は、ジャンプが2本だめでコンボでキックアウトまでくらいつつもも55点も出るってある意味凄いなと。逆に言えば普通にやればSP落ちはまずないはずなので、今回のことはいい教訓として来季に繋げて欲しいと思いました。
ベルネルの滑りは、町田君と並ぶ男子SPのハイライトの双璧。こんなベルネルの滑りと笑顔が見たかったって、彼のfanはここ何年思ってきたんだろうと思うと目頭が熱くなります。このSP、めちゃくちゃ伸びのある滑りを見せまくる前半と彼らしい明るいステップの後半が絶妙に融合してる神プロですね、そして見てるこちらも幸せになるような笑顔がたまらんかったです。次が羽生君だったけれど、ベルネルに惜しみなく点を催促する手拍子を贈る日本の観客って凄いなとも思ったり。
そんな中での滑走の羽生君。昨年の四大陸の時、大喝采のケヴィン君の後だった高橋君のことをふと思い出すシチュエーションだったのですが、まあでも羽生君だし・・・と思ったら、最初の4Tのミスにびっくり。FSの時に次のフェルナンデス君nために羽生君の点を催促する観客を制してたのを思うと、やっぱりああいう状況って滑りづらいんでしょうね。でもこれからもいい滑りした選手には催促手拍子はしたくなるし、難しい。ただ4T転倒しても後に全く引きずらない羽生君はやっぱり凄かったです。
リーベルス君のSPはピアノの音がとてもさわやかで好きなのだけど、今回はジャンプが乱れてしまって五輪の再現とはいきませんでした。ただ去年までGPS派遣すらなかった彼が、SBあげて最終2組で滑れる位置にいるって凄いことだと思います。これからも頑張って欲しいな。そしてフェルナンデス君(こうやって書いてて、最終は欧州4人だったことに今更気づいた)はよかった、やっとクリーンなSPを見ることが出来た!これをずっと待っていたよ。4回転が4Sなのと後半がコンボなのがきいて、この日の基礎点は一番でした。そしてこの曲、案外頭に残りますね。町田君との差が僅差だったのを見て、これはFSめっちゃ楽しみと思いました。
最終滑走はハンヤン。滑走順決まった時に「あのプロが一日の締めかあ」と苦笑いしてしまいました。そして久々に生で見る彼の3Aはやっぱり素敵すぎる。ただスピンもステップもレベルとれてるのに、コンボの後半が2回転になってしまったのはもったいない。あれがクリーンに3回転で入ってても順位的には変わらなかったかもしれませんが。しかし最後になっても思うのは、なぜにハンヤンにこのプロだったのか。もっと彼の滑りを活かすプロを来年は見たいものです。滑りといえばSSで小塚君やアボットさんより高い点がついていますが、昨今のPCSの傾向については「なんとなくそういうことかな」と思ってることがあるので、それはペアFSの時に少し触れます。
ということで、終了は20時40分ぐらい。この日はホテル宿泊ではなくて家に帰らなくてはいけなかったのですが、その前にバナーはずしにいかなくては・・・ということで、人の波を逆行して400レベルに行きました。基本、400レベルの人はNゲート、200レベルの人はAゲートからしか帰してなかったのかな。バナーを外して通路に出たらNゲートが近かったので、その日はNゲートから出ました。Nゲートって出た後の外周の通路が暗くて足元に注意は必要だけど、通路の幅が広いのでさくさく戻ってこれる印象。他の日は全てAゲートから出たのですが。逆行許されるなら200からでも上にあがってNから帰りたかったかも。
【3月26日】ペア公式練習とSPの感想
さて、本大会の感想を残します。イエテボリ、ニースに続きワールド観戦は3回目ですが、3回目にして初めて初日を見れるというか、オープニングセレモニーを見れるというか。これも初日がペアSPと男子SPだったからというか、これが片方違うカテゴリーだったら、そちらが犠牲になったことと思われます。
今回の私の生観戦は以下の通り。男子は全部、ペアは出来るだけ、女子とアイスダンスのショートは涙をのんだ形になっています。
3/26 ペアSP・男子SP フル観戦
3/27 ペアFSの第2〜4のみ
3/28 男子FSのみ
3/29 アイスダンスFD・女子FS フル観戦
3/30 エキシビション
ということで、初日の最初のミッションは通し券の引き換え。6時半頃起きて7時半ぐらいにチェックアウト、初日かつ男子の公式練習が練習リンクで始まる前だから混んでるかも・・・と思ったら、殆ど人がいなくて拍子抜け。名前の確認すらなく(した方がいいと思うのだけど)、さくっと封筒に入った通し券を出してもらえました。
やっと、やっと自分の席がわかる!と思って扉と番号を確認。その瞬間、場所が速攻わかってしまいました。なぜなら先に発券していたエキシビションと殆ど同じエリアだったので。A席の通しはコーナーというので、コーナー狙いの私には願ったりかなったりだったのに、もらった席はロングの端。端のあたり、ではなくて端!だって、自分の右の席から席が斜めになっててコーナーが始まるのだもの!!あああ、なんであとひとつ隣じゃなかったの・・・と、最初は思いました。でも中にはコーナーじゃなくて少しでもロングよりがいいって思ってた方もいらっしゃるのでしょうね。席の好みはほんと人それぞれです。
【公式練習見学】
それはさておき、まずはペアSPの公式練習見学。7時50分ぐらいから第2グループの成美ちゃん達の練習が始まったのですが、最初の10分だけ見て(成美ちゃん達の曲かけが終ったぐらい)バナー抽選のために一回外へ。男子と一緒だから無理だろうなあと思ったのですが、8時10分の段階でまさかの定員ぎりぎりでびっくり。ただこの時間、埼京線だったかで立ち入りがあって電車が激しく遅れてたんですよね。おそらくバナー抽選に間に合わそうと思った方のうち、結構な方が電車にひっかかったような気がしています。あと朝早いというのもありそう、男子は16時ぐらいからなのに、8時間も前にバナー抽選だからなあ。
その後、もう一度公式練習見学に戻ると製氷中。その後がカーステンちゃん達の第4グループでした。各組リンクイン後には足慣らし的にいろんなムーブメントをまず行ってたのですが、個人的にめっちゃ気になったのはカーステンちゃん達の最初のムーブメント。自分が見たことないムーブメントで、手を繋いで並んで滑走した後にカーステンちゃんがそのままモスコビッチさんの膝に横座りするのだけど、その後に2人で前に突き出す手の動きがまるでタンゴ!彼女達が将来タンゴやりたいってのは知っていたので、これはほんとに来シーズンのSPあたりでタンゴが来るのでは?どうだろう。カーステンちゃんが最初に着てた蛍光ピンクの上着がめっちゃまぶしい、というかほんと彼女本当にピンク好きだなあ。
彼女達の公式練習見るのはGPF以来、あの時はFSでしたが今回はSP。ただし曲かけ中はジャンプやスローは流す感じで、リフトとかステップやスピンはかっちりこなす印象。最もこれは他のペアもそんな感じかな、むしろジャンプ練習は曲かけ以外の練習時間の後半にどこの組も行うようです。カーステンちゃん達って試合の時の6分間練習も早めにあがるのですが、公式練習も早めにあがりますね。そういえば放送席側のリンクサイドで詩子さんも見ていらしたのですが、それに気づいたモスコビッチさんが彼女の横を滑走した時に笑顔で手を降ってました。詩子さんも手を振りかえしていらっしゃいました。
第5の練習の時は今回が最後のサフチェンコさん達を見てました。GPFで見納めと思っていたので、本当に嬉しかったです。スケジュールが出た時、ペアの練習時間の終わりと開場時間が重なるので席の移動が必要かなと思いましたが、実際の開場時間は公式練習終了後になりました。バナーを貼りにいく途中、もう物販があいていたので、その時点でパンフレットとWFSのソチ特集号は購入。WFSは物販のスタッフさんに「お買い上げ第1号です!」と言われたりとか。自分の席からこの物販が割と近かったので、パンフレット争奪戦がそんなに激しかったなんて、終ってから知ったという。
そしてバナー貼り。過去の大阪中央体育館も福岡のマリンメッセも2階最前列の席の前には通路があったのでバナーは貼りやすかったけれど、たまアリは思い切り席の前なので、始まる前に貼りにこないと結構厳しいものがあるなと思いました。またバナー貼る時に下を覗き込む必要があって怖いったらありゃしない。リンクから見てどの程度見えるのか謎なのだけど、たまアリの場合はある程度、自己満足的な部分もあるなと思います。席がリンクに近ければ、手持ちの方が絶対選手には見えやすい。今回も全日本の時も手持ちに切り替えた方がいらっしゃいました。ベルネルのバナーが複数あったのだけど、今回が最後の彼にもっと見える場所に掲示できたらいいのに・・・と思ったりとか。
【ペアSP】
さてペアSPです。感想はJsportsの放送を見てから改めて書いたほうがいいような気がしつつもざっくりと。
最初はオーストリアのツィーグラー組。この組の曲が小塚君と同じアンスクエアダンスを使っているので、手拍子待機。そしてあのメロディが流れるなり、そんなにまだ客席埋まってないのに響き渡る変拍子の手拍子!さすが日本と思った一瞬だったりしました。このあたりの組は全体的に慎重な印象、でもそんなに大きいミスはない印象というか、スローで転倒とかほとんど見なかった記憶が。ヴェンデさん達のプロはいいプロですね、そして終った後にビジョンに大写しになるチュー!なんともアツアツ。
フェリシアちゃん達は、急遽出場が決まった割には頑張りました。個人的に彼女達にはいつももうちょっと点が出て欲しいなと思うのだけど、これからかなあ。早い滑走順なのに見てる方の度肝を抜いたのは、マイスラーゼ君達のツイスト!NHK杯でも見ていたけれど、いやはや。全体的に女の子が振り回されてる感がまだまだあるのだけど(物を運ぶようというのが言いえて妙!)、マイスラーゼ君は上手いなあとしみじみ。彼等のイメージにあうプロってどんなプロなんだろうな。しかしこの滑走順で66点太たたき出すのは凄い。
成美ちゃん達は頑張りましたが、いかんせん23組出場で7組がフリーに進めないという厳しさ。オリンピックの時は20組出場でしたが、ボーダーラインがオリンピックも今回も同じデラモニカさん達の51点台なので、成美ちゃん達の目標はそこですね。デススパイラルがBではなくレベル1になったので、ツイストが3回転になると通過が見えてくるような気がします。あとは成美ちゃんのジャンプ次第ですね。これが難しいのはきっと彼女が一番わかってるのかもしれませんが。
ペンちゃん達とスイちゃん達の中国組はめっちゃよかった、ともにプロトコルに1つのマイナスもありません。特にツイストの加点はほんと武器になりますね。ハオ君とペンちゃんは身長差もあって得意なのはわかるのだけど、小柄なハン君が得意ってのが凄いな。あの大きな3FThといい、技術力なら今のペア界でハン君はトップクラスだろうなと思っています。木原君が他のペアから学ぶなら、個人的には180cmオーバーの選手からではなくて、小柄なハン君じゃないのかなとか。スウィガース君達のプロは、最後のエレメンツが3LzThというのは結構バクチなような。スローは入ったのにもったいなかったです。
さてシード組の出てくる最終2組。カーステンちゃん達は先に滑る第4でした。製氷後のグループなので、製氷が終るちょっと前にはリンクサイドに出てくるので、オフアイスのあれやこれやが見れて結構楽しい。彼女達がリンクインの前にセッセッセのヨイヨイヨイのごとくいろいろ2人でやってるのは、ハグと同じでいつもの慣習です。その後、モスコビッチさんは同じグループのラリオノフとかホタレックさんとぽん、と片手をあわせて挨拶してました。ペア男子はお互い「同士」って感じなのかな。そういえばソチの時は、モスコビッチさんとトランコフさんが練習の時になにやら会話してたらしいと聞きました。ほんとコミュ力凄いお人や。
6分間練習もやっぱり彼女達を見てしまうのだけど、他の組が練習の最後の方はそれぞれジャンプだったりなんだりで個人練習をする中、彼女達はこの6分間では個人練習は全くやりません。他の組がジャンプあたりの個人練習してる間は、手を繋いでおしゃべりして場内周回してハグして・・・って感じで、時間もフルに使わず早めにあがります。いつもそうなので「あがるの早くない?」と心配される方をたまに見ますが、彼女達はいつもそうなので心配なきよう。
そんなカーステンちゃん達の演技を生で見た時の印象は「滑りが慎重かも?」でした。ただ後で録画を見直しても、出来そのものは悪くない、ツイストで2つマイナスがある以外は綺麗なプロトコルでしたし。この日は他のペアの出来が彼女達以上によかったので、そので相対的に順位があがらなかったのかな。でもそれでも70点は欲しかったよとは思います。まあでもこのプロ小洒落てて私は大好きだったけれど雄大さはないので、勝てるプロという点では弱い部分もあったのかなと思いました。そうそう生で見た彼女の衣装の胸のあたりのキラキラさにびっくり。衣装のキラキラはほんと生とテレビでの違いにはっとします。
ストルボアさん達は今回も安定していて素晴らしい!特にソロジャンプは、欠場しているトランコフさん達を含めても、全ペアの中で一番安定しているんじゃなかろうか。これは強みだなと思います。そしてこのプロ、コフトン君のSP同様に生で見た方が音が映えるというかかっこいいですね。彼女達が唯一弱いエレメンツはツイストなのだろうけど、他が安定してるので最初にツイスト終ると後は心配しないで見れてしまう。そしてジャンプでどうしても安定性を欠いちゃうバザロワちゃん達はきついなとこの時しみじみ思ったものです。
そんなロシア以外の欧州の上位クラスのペアといえばヴァネッサちゃん達とベルトンさん達ですが、ヴァネッサちゃん達の方がエレメンツが安定しているのもあって、今回は彼女達が9位でベルトンさん達が10位でした。スローの難度はヴァネッサちゃん達の方が上、リフトの難度はベルトンさん達の方が上なので結構互角ではありますが。ただベルトンさん達のあの片手のリフト、個性的なリバースラッソーなのにどうもあまり加点が入らないなあと。リスク大きいリフトなのだから、もうちょっと点出してもいいのではと思ったりします。
サフチェンコさん達はさすが。ピンクパンサーは10-11シーズンのFSがいわゆる神プロというやつだったと思うのでSPにしちゃうと物足りない部分が私は若干あるのだけど、それをさっぴいても魅了されちゃいました。そして見ながら、こういうプロや衣装を躊躇せずに繰り出してくるペアって今後出てくるのかな・・・と、早くもちょっとせつなくなったりもしました。
シュナピアさん達はソロジャンプが2Sになったのはわかったのだけど、それ以外の要素は綺麗に入ったように見えたので、60.60という点が出た時には見てるこちらが動揺したり。そして後でプロトコルを見て、デススパイラルがノーカンだったことを知りました。でもそれがなくてプラス3〜4点でももベルトンさん達と順位が入れ変わるぐらいかな。
そして最終滑走はデュハメルさん達。彼女達はSP強いしシーズン進むごとにこのSP良くなってきたなあと思ってたのだけど、この日の滑りは最高でした。ソチ団体とどちらが上だろう。ラドフォードさんがどんな想いでこのプログラムを滑ってるのかを知ってるだけに、なんか途中でうるっときてしまいました。でも今回はラドフォードさんばっかり見てるというのでもなくちゃんと2人を見ていました。そんな彼女達も含めて上位陣はミスなしのレベル高いSPでした。結構沢山、スタオベしたなあ。
ペアSPの最終結果は<こちら>
プロトコルは<こちら>
この後は小休止をはさんでオープニングセレモニー、小休止をはさんで男子SPという外に食事しにいくのは微妙な時間で、結局持ち込んだパンやらお菓子でお茶を濁してしまいました。オープニングセレモニーはGPSじゃなくてワールドなんだからもっと長く見たかったけど、内容は結構好きでした。この小休止中に私は結構、会社のメールみたりSkypeでチャットしたりして地味に仕事もしました、とほほ・・・。でも、こんな年度末に丸一日休ませてもらったり、ペアFSのために真昼間に中抜けさせてくれたことには、直に感謝しています。
そういえばこのペアSP、トランコフさん達が観戦しているのが私の席からはよく見えました。ショートサイドの空いているところに座っては、そこの席の方が来ると移動していたのだけど、あまりに堂々と座ってたので、てっきり最初私はロシア連盟がショートサイドの席をキープしてたのかと思ってた。違ったのか。私はサイン会状態を見てないのだけど、彼女達はfanサービス好きとも聞きました。でも日本だと群がり方が海外の比ではないだろうので、製氷時にはフルでいない方がよいとは思わなくもないです。
今回の私の生観戦は以下の通り。男子は全部、ペアは出来るだけ、女子とアイスダンスのショートは涙をのんだ形になっています。
3/26 ペアSP・男子SP フル観戦
3/27 ペアFSの第2〜4のみ
3/28 男子FSのみ
3/29 アイスダンスFD・女子FS フル観戦
3/30 エキシビション
ということで、初日の最初のミッションは通し券の引き換え。6時半頃起きて7時半ぐらいにチェックアウト、初日かつ男子の公式練習が練習リンクで始まる前だから混んでるかも・・・と思ったら、殆ど人がいなくて拍子抜け。名前の確認すらなく(した方がいいと思うのだけど)、さくっと封筒に入った通し券を出してもらえました。
やっと、やっと自分の席がわかる!と思って扉と番号を確認。その瞬間、場所が速攻わかってしまいました。なぜなら先に発券していたエキシビションと殆ど同じエリアだったので。A席の通しはコーナーというので、コーナー狙いの私には願ったりかなったりだったのに、もらった席はロングの端。端のあたり、ではなくて端!だって、自分の右の席から席が斜めになっててコーナーが始まるのだもの!!あああ、なんであとひとつ隣じゃなかったの・・・と、最初は思いました。でも中にはコーナーじゃなくて少しでもロングよりがいいって思ってた方もいらっしゃるのでしょうね。席の好みはほんと人それぞれです。
【公式練習見学】
それはさておき、まずはペアSPの公式練習見学。7時50分ぐらいから第2グループの成美ちゃん達の練習が始まったのですが、最初の10分だけ見て(成美ちゃん達の曲かけが終ったぐらい)バナー抽選のために一回外へ。男子と一緒だから無理だろうなあと思ったのですが、8時10分の段階でまさかの定員ぎりぎりでびっくり。ただこの時間、埼京線だったかで立ち入りがあって電車が激しく遅れてたんですよね。おそらくバナー抽選に間に合わそうと思った方のうち、結構な方が電車にひっかかったような気がしています。あと朝早いというのもありそう、男子は16時ぐらいからなのに、8時間も前にバナー抽選だからなあ。
その後、もう一度公式練習見学に戻ると製氷中。その後がカーステンちゃん達の第4グループでした。各組リンクイン後には足慣らし的にいろんなムーブメントをまず行ってたのですが、個人的にめっちゃ気になったのはカーステンちゃん達の最初のムーブメント。自分が見たことないムーブメントで、手を繋いで並んで滑走した後にカーステンちゃんがそのままモスコビッチさんの膝に横座りするのだけど、その後に2人で前に突き出す手の動きがまるでタンゴ!彼女達が将来タンゴやりたいってのは知っていたので、これはほんとに来シーズンのSPあたりでタンゴが来るのでは?どうだろう。カーステンちゃんが最初に着てた蛍光ピンクの上着がめっちゃまぶしい、というかほんと彼女本当にピンク好きだなあ。
彼女達の公式練習見るのはGPF以来、あの時はFSでしたが今回はSP。ただし曲かけ中はジャンプやスローは流す感じで、リフトとかステップやスピンはかっちりこなす印象。最もこれは他のペアもそんな感じかな、むしろジャンプ練習は曲かけ以外の練習時間の後半にどこの組も行うようです。カーステンちゃん達って試合の時の6分間練習も早めにあがるのですが、公式練習も早めにあがりますね。そういえば放送席側のリンクサイドで詩子さんも見ていらしたのですが、それに気づいたモスコビッチさんが彼女の横を滑走した時に笑顔で手を降ってました。詩子さんも手を振りかえしていらっしゃいました。
第5の練習の時は今回が最後のサフチェンコさん達を見てました。GPFで見納めと思っていたので、本当に嬉しかったです。スケジュールが出た時、ペアの練習時間の終わりと開場時間が重なるので席の移動が必要かなと思いましたが、実際の開場時間は公式練習終了後になりました。バナーを貼りにいく途中、もう物販があいていたので、その時点でパンフレットとWFSのソチ特集号は購入。WFSは物販のスタッフさんに「お買い上げ第1号です!」と言われたりとか。自分の席からこの物販が割と近かったので、パンフレット争奪戦がそんなに激しかったなんて、終ってから知ったという。
そしてバナー貼り。過去の大阪中央体育館も福岡のマリンメッセも2階最前列の席の前には通路があったのでバナーは貼りやすかったけれど、たまアリは思い切り席の前なので、始まる前に貼りにこないと結構厳しいものがあるなと思いました。またバナー貼る時に下を覗き込む必要があって怖いったらありゃしない。リンクから見てどの程度見えるのか謎なのだけど、たまアリの場合はある程度、自己満足的な部分もあるなと思います。席がリンクに近ければ、手持ちの方が絶対選手には見えやすい。今回も全日本の時も手持ちに切り替えた方がいらっしゃいました。ベルネルのバナーが複数あったのだけど、今回が最後の彼にもっと見える場所に掲示できたらいいのに・・・と思ったりとか。
【ペアSP】
さてペアSPです。感想はJsportsの放送を見てから改めて書いたほうがいいような気がしつつもざっくりと。
最初はオーストリアのツィーグラー組。この組の曲が小塚君と同じアンスクエアダンスを使っているので、手拍子待機。そしてあのメロディが流れるなり、そんなにまだ客席埋まってないのに響き渡る変拍子の手拍子!さすが日本と思った一瞬だったりしました。このあたりの組は全体的に慎重な印象、でもそんなに大きいミスはない印象というか、スローで転倒とかほとんど見なかった記憶が。ヴェンデさん達のプロはいいプロですね、そして終った後にビジョンに大写しになるチュー!なんともアツアツ。
フェリシアちゃん達は、急遽出場が決まった割には頑張りました。個人的に彼女達にはいつももうちょっと点が出て欲しいなと思うのだけど、これからかなあ。早い滑走順なのに見てる方の度肝を抜いたのは、マイスラーゼ君達のツイスト!NHK杯でも見ていたけれど、いやはや。全体的に女の子が振り回されてる感がまだまだあるのだけど(物を運ぶようというのが言いえて妙!)、マイスラーゼ君は上手いなあとしみじみ。彼等のイメージにあうプロってどんなプロなんだろうな。しかしこの滑走順で66点太たたき出すのは凄い。
成美ちゃん達は頑張りましたが、いかんせん23組出場で7組がフリーに進めないという厳しさ。オリンピックの時は20組出場でしたが、ボーダーラインがオリンピックも今回も同じデラモニカさん達の51点台なので、成美ちゃん達の目標はそこですね。デススパイラルがBではなくレベル1になったので、ツイストが3回転になると通過が見えてくるような気がします。あとは成美ちゃんのジャンプ次第ですね。これが難しいのはきっと彼女が一番わかってるのかもしれませんが。
ペンちゃん達とスイちゃん達の中国組はめっちゃよかった、ともにプロトコルに1つのマイナスもありません。特にツイストの加点はほんと武器になりますね。ハオ君とペンちゃんは身長差もあって得意なのはわかるのだけど、小柄なハン君が得意ってのが凄いな。あの大きな3FThといい、技術力なら今のペア界でハン君はトップクラスだろうなと思っています。木原君が他のペアから学ぶなら、個人的には180cmオーバーの選手からではなくて、小柄なハン君じゃないのかなとか。スウィガース君達のプロは、最後のエレメンツが3LzThというのは結構バクチなような。スローは入ったのにもったいなかったです。
さてシード組の出てくる最終2組。カーステンちゃん達は先に滑る第4でした。製氷後のグループなので、製氷が終るちょっと前にはリンクサイドに出てくるので、オフアイスのあれやこれやが見れて結構楽しい。彼女達がリンクインの前にセッセッセのヨイヨイヨイのごとくいろいろ2人でやってるのは、ハグと同じでいつもの慣習です。その後、モスコビッチさんは同じグループのラリオノフとかホタレックさんとぽん、と片手をあわせて挨拶してました。ペア男子はお互い「同士」って感じなのかな。そういえばソチの時は、モスコビッチさんとトランコフさんが練習の時になにやら会話してたらしいと聞きました。ほんとコミュ力凄いお人や。
6分間練習もやっぱり彼女達を見てしまうのだけど、他の組が練習の最後の方はそれぞれジャンプだったりなんだりで個人練習をする中、彼女達はこの6分間では個人練習は全くやりません。他の組がジャンプあたりの個人練習してる間は、手を繋いでおしゃべりして場内周回してハグして・・・って感じで、時間もフルに使わず早めにあがります。いつもそうなので「あがるの早くない?」と心配される方をたまに見ますが、彼女達はいつもそうなので心配なきよう。
そんなカーステンちゃん達の演技を生で見た時の印象は「滑りが慎重かも?」でした。ただ後で録画を見直しても、出来そのものは悪くない、ツイストで2つマイナスがある以外は綺麗なプロトコルでしたし。この日は他のペアの出来が彼女達以上によかったので、そので相対的に順位があがらなかったのかな。でもそれでも70点は欲しかったよとは思います。まあでもこのプロ小洒落てて私は大好きだったけれど雄大さはないので、勝てるプロという点では弱い部分もあったのかなと思いました。そうそう生で見た彼女の衣装の胸のあたりのキラキラさにびっくり。衣装のキラキラはほんと生とテレビでの違いにはっとします。
ストルボアさん達は今回も安定していて素晴らしい!特にソロジャンプは、欠場しているトランコフさん達を含めても、全ペアの中で一番安定しているんじゃなかろうか。これは強みだなと思います。そしてこのプロ、コフトン君のSP同様に生で見た方が音が映えるというかかっこいいですね。彼女達が唯一弱いエレメンツはツイストなのだろうけど、他が安定してるので最初にツイスト終ると後は心配しないで見れてしまう。そしてジャンプでどうしても安定性を欠いちゃうバザロワちゃん達はきついなとこの時しみじみ思ったものです。
そんなロシア以外の欧州の上位クラスのペアといえばヴァネッサちゃん達とベルトンさん達ですが、ヴァネッサちゃん達の方がエレメンツが安定しているのもあって、今回は彼女達が9位でベルトンさん達が10位でした。スローの難度はヴァネッサちゃん達の方が上、リフトの難度はベルトンさん達の方が上なので結構互角ではありますが。ただベルトンさん達のあの片手のリフト、個性的なリバースラッソーなのにどうもあまり加点が入らないなあと。リスク大きいリフトなのだから、もうちょっと点出してもいいのではと思ったりします。
サフチェンコさん達はさすが。ピンクパンサーは10-11シーズンのFSがいわゆる神プロというやつだったと思うのでSPにしちゃうと物足りない部分が私は若干あるのだけど、それをさっぴいても魅了されちゃいました。そして見ながら、こういうプロや衣装を躊躇せずに繰り出してくるペアって今後出てくるのかな・・・と、早くもちょっとせつなくなったりもしました。
シュナピアさん達はソロジャンプが2Sになったのはわかったのだけど、それ以外の要素は綺麗に入ったように見えたので、60.60という点が出た時には見てるこちらが動揺したり。そして後でプロトコルを見て、デススパイラルがノーカンだったことを知りました。でもそれがなくてプラス3〜4点でももベルトンさん達と順位が入れ変わるぐらいかな。
そして最終滑走はデュハメルさん達。彼女達はSP強いしシーズン進むごとにこのSP良くなってきたなあと思ってたのだけど、この日の滑りは最高でした。ソチ団体とどちらが上だろう。ラドフォードさんがどんな想いでこのプログラムを滑ってるのかを知ってるだけに、なんか途中でうるっときてしまいました。でも今回はラドフォードさんばっかり見てるというのでもなくちゃんと2人を見ていました。そんな彼女達も含めて上位陣はミスなしのレベル高いSPでした。結構沢山、スタオベしたなあ。
ペアSPの最終結果は<こちら>
プロトコルは<こちら>
この後は小休止をはさんでオープニングセレモニー、小休止をはさんで男子SPという外に食事しにいくのは微妙な時間で、結局持ち込んだパンやらお菓子でお茶を濁してしまいました。オープニングセレモニーはGPSじゃなくてワールドなんだからもっと長く見たかったけど、内容は結構好きでした。この小休止中に私は結構、会社のメールみたりSkypeでチャットしたりして地味に仕事もしました、とほほ・・・。でも、こんな年度末に丸一日休ませてもらったり、ペアFSのために真昼間に中抜けさせてくれたことには、直に感謝しています。
そういえばこのペアSP、トランコフさん達が観戦しているのが私の席からはよく見えました。ショートサイドの空いているところに座っては、そこの席の方が来ると移動していたのだけど、あまりに堂々と座ってたので、てっきり最初私はロシア連盟がショートサイドの席をキープしてたのかと思ってた。違ったのか。私はサイン会状態を見てないのだけど、彼女達はfanサービス好きとも聞きました。でも日本だと群がり方が海外の比ではないだろうので、製氷時にはフルでいない方がよいとは思わなくもないです。
【3月25日】メインリンクの公式練習を見て
さて、ワールドの感想を残していきます。
息切れしないようにさっくり書こうと思ってるのですが、なんだかんだで長くなってしまう!
とりあえず写真はFlickrの<こちら>にまとめました。
会場内の写真が取れないので、あまり数はないのですが気分だけでも。
仕事の後、メインリンクの練習を見に会場へ。20時40分からの日本男子の組を見るため、20時半頃にさいたま新都心に着きました。着いてまず目に飛び込んできたのが、練習リンクに繋がるCゲート?の上の弾幕。ここで初めて、今年のワールドのあの派手派手なCGエフェクトのようなイメージ画像を見ました。大会のああいうイメージ画像って、これまでピンクやパープルや水色あたりの淡い色を仕様することが多かったような気がするので、めっちゃ新鮮でした。
あのエフェクト、羽生君のSPの最後のポーズとコラボさせたら超しっくりきそうと思ったら、実際に会場の柱でその構図って実現されてたことを後で知って苦笑い。そういえば朝早く練習行ったりなんだりしていくらでも撮る機会あったのに、結局、男子シングル陣の柱の写真撮らないままで終ってしまったのが悔やまれます。真央ちゃんと佳菜子ちゃんとリードさん達のしか、自分の写真はなかったり。朝からフルに会場にいて天気がよかった29日に撮ればよかったなあ。まあでもあの柱は多くの方が撮ってるので、他の方の写真で補完。
さて、まずは練習を見にメインリンクへ。物販のブースは出来ていたけれど、当たり前だけど商品は置いてありませんでした。この時点でプレゼント預かりの場所とか物販の何がどの辺にありそうなのか、翌日に備えて把握しました。中に入ったら結構人がいたので、ジャッジの右側の10列目あたりでまったりと見てました。
この組の練習の順番は下記。ただ羽生君は来ていませんでした。久々に公式練習で見る小塚君が楽しみだったり。あとこのメンバーの中で見たら、町田君が結構細く見えました。それはきっとマヨロフ君が一緒だったというのも・・・(おいおい)。
小塚
町田
マヨロフ
リーベルス
羽生(欠席)
この時の練習の印象は町田君がキレキレ、リーベルス君も4-3入ってていい感じ。小塚君はちょっとジャンプに苦労してる印象でした。マヨロフ君がパリの散歩道でまねっこ始めた時は爆笑!どこまでほんとに忠実だったかは見比べられないのでうろ覚えですが、隣に座ったお姉さんが「それっぽい!」とおっしゃっていたりとか。このグループの練習の最後、小塚君がバッククロスで外周を流した後に、渦巻き描きながらリンクの中央に来て終わりの挨拶をするのがツボ。思えばバンクーバーで練習見た時も、こんな動きしてたなと思いつつ。
次の組は欧州組、来てた人の練習順は以下でした。
ルシーヌ
ブレジナ
ベルネル
ラキムガリエフ
私的というかスケオタ的にはとても楽しめる面子ですが、一般の方には結構濃い、というかわからない面子ではないかと。といってもこの時点で21時半頃だし日本の組は終ったしで、残っていたのはほぼスケオタだけという気がしなくもないです。しかしそんなスケオタもびっくりだった最初のルシーヌのジャングルブックの日本語の歌詞!しかも歌詞そのものがなんだか微妙すぎて場内騒然というか困惑。これは絶対ルシーヌ、フリーに進むのじゃー!・・・と思ったけれど、今回のメンバーを頭に描いて難しいかなあと、この時点でも思いました。
そしてこの組の練習では基本的にベルネルをずっと見てました(若干ルシーヌに気が散ったけど)。公式練習の時間の間中ずっと彼の滑りを見れるなんて夢のよう、みたいな。ほんと彼の滑りはツボなのです。そしてSPの曲かけの段階で既にちょっとうるっとしてしまったり。この時点でも彼は調子よさそうに見えました。それを言うとミハル君もこの時の練習の印象はかなりよかったのだけどなあ。そしてアブザル君のサスペンダープレイが練習で早くも見れて楽しかったり。しかし外れてしまったのを見て「本番大丈夫かー」とも。ベルントソン君のアレを思い出した人は、きっとあの会場内に他にもいるはず。
次の組はファイファーとかの欧州組とアメリカ組のはずでしたが、来てたのはチェプルハさんとアーロン君のみ。チェプルハさん、アーロン君があがってもぎりぎりまで練習してました。そしてアーロン君の爆走っぷりを堪能しつつも、ジャンプは大丈夫かなと思ったりとか。そしてこの頃、リンクの対角線上にワイヤーが走ってることに気づきました。結構低い位置に見えたので「天井カメラじゃないでしょ~」と最初は思ってたのだけど、低く見えたのは会場の天井がとてつもなく高いせいで、普通に天井カメラでがっくり。
この日の最終組は22時50分からの欧州とカナダの組ですが、コフトン君しか来ませんでした。そんな彼のSPのフラメンコの曲かけで、たまアリの音響のよさと彼のプロのよさを再認識したり。あのフラメンコのサパテアードの音とそれにあわせた振りのなんてかっこいいこと!このSP、もともとかっこいいけど生で見ると数倍かっこいい。そしてそんな彼の曲かけが終った23時過ぎには会場を後にしました。
この25日と男子FSがある28日だけ、たまアリから徒歩7分ぐらいのところにある「ラフレさいたま」宿泊でしたが、たまアリからデッキで繋がっているとはいえ、思ったよりは結構距離がある感じ。でも選手がここから京王プラザに戻らなくてはいけないことを思えばなんてことない・・・。このホテル、ちゃんとジムやプールもあるし、2002年の日韓W杯時にさいたまスタジアムで試合したブラジル代表を泊めた実績もあるので、全員宿泊は無理かもしれないけど分散させてこことかパレスを選手のオフィシャルにすべきだったと心から思います。
このホテル、2階にローソン入ってたのは便利なのだけど、周囲にここしかコンビニがないので(あとはたまアリ側まで戻らないとない)、お弁当やおにぎり系がかなり駆逐されてて「おいおい」みたいな。なんとか夜ご飯用と朝ごはん用の食べ物とお酒を買ってチェックイン、ついでにアイロン借りてバナーにアイロンかけをしてから寝ました。
息切れしないようにさっくり書こうと思ってるのですが、なんだかんだで長くなってしまう!
とりあえず写真はFlickrの<こちら>にまとめました。
会場内の写真が取れないので、あまり数はないのですが気分だけでも。
仕事の後、メインリンクの練習を見に会場へ。20時40分からの日本男子の組を見るため、20時半頃にさいたま新都心に着きました。着いてまず目に飛び込んできたのが、練習リンクに繋がるCゲート?の上の弾幕。ここで初めて、今年のワールドのあの派手派手なCGエフェクトのようなイメージ画像を見ました。大会のああいうイメージ画像って、これまでピンクやパープルや水色あたりの淡い色を仕様することが多かったような気がするので、めっちゃ新鮮でした。
あのエフェクト、羽生君のSPの最後のポーズとコラボさせたら超しっくりきそうと思ったら、実際に会場の柱でその構図って実現されてたことを後で知って苦笑い。そういえば朝早く練習行ったりなんだりしていくらでも撮る機会あったのに、結局、男子シングル陣の柱の写真撮らないままで終ってしまったのが悔やまれます。真央ちゃんと佳菜子ちゃんとリードさん達のしか、自分の写真はなかったり。朝からフルに会場にいて天気がよかった29日に撮ればよかったなあ。まあでもあの柱は多くの方が撮ってるので、他の方の写真で補完。
さて、まずは練習を見にメインリンクへ。物販のブースは出来ていたけれど、当たり前だけど商品は置いてありませんでした。この時点でプレゼント預かりの場所とか物販の何がどの辺にありそうなのか、翌日に備えて把握しました。中に入ったら結構人がいたので、ジャッジの右側の10列目あたりでまったりと見てました。
この組の練習の順番は下記。ただ羽生君は来ていませんでした。久々に公式練習で見る小塚君が楽しみだったり。あとこのメンバーの中で見たら、町田君が結構細く見えました。それはきっとマヨロフ君が一緒だったというのも・・・(おいおい)。
小塚
町田
マヨロフ
リーベルス
羽生(欠席)
この時の練習の印象は町田君がキレキレ、リーベルス君も4-3入ってていい感じ。小塚君はちょっとジャンプに苦労してる印象でした。マヨロフ君がパリの散歩道でまねっこ始めた時は爆笑!どこまでほんとに忠実だったかは見比べられないのでうろ覚えですが、隣に座ったお姉さんが「それっぽい!」とおっしゃっていたりとか。このグループの練習の最後、小塚君がバッククロスで外周を流した後に、渦巻き描きながらリンクの中央に来て終わりの挨拶をするのがツボ。思えばバンクーバーで練習見た時も、こんな動きしてたなと思いつつ。
次の組は欧州組、来てた人の練習順は以下でした。
ルシーヌ
ブレジナ
ベルネル
ラキムガリエフ
私的というかスケオタ的にはとても楽しめる面子ですが、一般の方には結構濃い、というかわからない面子ではないかと。といってもこの時点で21時半頃だし日本の組は終ったしで、残っていたのはほぼスケオタだけという気がしなくもないです。しかしそんなスケオタもびっくりだった最初のルシーヌのジャングルブックの日本語の歌詞!しかも歌詞そのものがなんだか微妙すぎて場内騒然というか困惑。これは絶対ルシーヌ、フリーに進むのじゃー!・・・と思ったけれど、今回のメンバーを頭に描いて難しいかなあと、この時点でも思いました。
そしてこの組の練習では基本的にベルネルをずっと見てました(若干ルシーヌに気が散ったけど)。公式練習の時間の間中ずっと彼の滑りを見れるなんて夢のよう、みたいな。ほんと彼の滑りはツボなのです。そしてSPの曲かけの段階で既にちょっとうるっとしてしまったり。この時点でも彼は調子よさそうに見えました。それを言うとミハル君もこの時の練習の印象はかなりよかったのだけどなあ。そしてアブザル君のサスペンダープレイが練習で早くも見れて楽しかったり。しかし外れてしまったのを見て「本番大丈夫かー」とも。ベルントソン君のアレを思い出した人は、きっとあの会場内に他にもいるはず。
次の組はファイファーとかの欧州組とアメリカ組のはずでしたが、来てたのはチェプルハさんとアーロン君のみ。チェプルハさん、アーロン君があがってもぎりぎりまで練習してました。そしてアーロン君の爆走っぷりを堪能しつつも、ジャンプは大丈夫かなと思ったりとか。そしてこの頃、リンクの対角線上にワイヤーが走ってることに気づきました。結構低い位置に見えたので「天井カメラじゃないでしょ~」と最初は思ってたのだけど、低く見えたのは会場の天井がとてつもなく高いせいで、普通に天井カメラでがっくり。
この日の最終組は22時50分からの欧州とカナダの組ですが、コフトン君しか来ませんでした。そんな彼のSPのフラメンコの曲かけで、たまアリの音響のよさと彼のプロのよさを再認識したり。あのフラメンコのサパテアードの音とそれにあわせた振りのなんてかっこいいこと!このSP、もともとかっこいいけど生で見ると数倍かっこいい。そしてそんな彼の曲かけが終った23時過ぎには会場を後にしました。
この25日と男子FSがある28日だけ、たまアリから徒歩7分ぐらいのところにある「ラフレさいたま」宿泊でしたが、たまアリからデッキで繋がっているとはいえ、思ったよりは結構距離がある感じ。でも選手がここから京王プラザに戻らなくてはいけないことを思えばなんてことない・・・。このホテル、ちゃんとジムやプールもあるし、2002年の日韓W杯時にさいたまスタジアムで試合したブラジル代表を泊めた実績もあるので、全員宿泊は無理かもしれないけど分散させてこことかパレスを選手のオフィシャルにすべきだったと心から思います。
このホテル、2階にローソン入ってたのは便利なのだけど、周囲にここしかコンビニがないので(あとはたまアリ側まで戻らないとない)、お弁当やおにぎり系がかなり駆逐されてて「おいおい」みたいな。なんとか夜ご飯用と朝ごはん用の食べ物とお酒を買ってチェックイン、ついでにアイロン借りてバナーにアイロンかけをしてから寝ました。